ニューキノロン剤(読み)ニューキノロンざい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ニューキノロン剤」の意味・わかりやすい解説

ニューキノロン剤
ニューキノロンざい

ピリドンカルボン酸と呼ばれる基本構造を持つ抗菌剤をキノロン剤と総称しているが,そのなかでも,ノルフロキサシン以降に開発されたキノロン剤をニューキノロン剤と呼んでいる。ノルフロキサシン以降のものは,それ以前のキノロン剤に比べ,効果のある菌の範囲が広がったこと,抗菌力が強まったこと,血中から組織への薬物の移行性が高まったことなどの特徴がある。また,ニューキノロン剤は,従来抗生物質が届きにくかった胆のうや尿路などにもよく行き渡るので,これまで入院が必要だった感染症でも,一部では外来での治療が可能になった。しかし,ニューキノロン剤でも耐性菌出現が報告され始めているほか,非ステロイド性抗炎症剤との併用けいれんなどの副作用が出現する可能性があるなど,新たな問題も生じている。

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