デジタル大辞泉 の解説 ニュー‐ブランズウィック(New Brunswick) カナダ東部にある州。18世紀には植民地拡大を競う英仏の係争地で、現在は両国語が公用語とされている。セントローレンス湾に面し、漁業・林業が盛ん。州都はフレデリクトン。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説 ニューブランズウィック〔州〕ニューブランズウィックNew Brunswick カナダ南東部,大西洋岸諸州の一つ。州都はフレデリックトン。東部はセントローレンス湾,南部はファンディ湾にのぞむ。アパラチア山系の延長部にあたり,気温の年較差が大きく,降水量も多い。森林の生育は早い。最初フランスのアカディア州の一部で,毛皮商人が頻繁に往来。次いでイギリスのノバスコシア州の一部となり,1762年セントジョン川河畔にイギリス人居住地を建設。 84年アメリカ合衆国独立後,ノバスコシア州から分離した。酪農が盛んなほか,セントジョン川流域ではジャガイモが栽培される。林業は州経済の最も大きな部分を占め,森林面積の2分の1を州が所有。漁業は林業に次いで重要で,沿岸ではイワシ,タラ,ニシン,エビを漁獲。水力総合開発はセントジョン川水系の各地で活発に行われている。工業はパルプ・製紙工業を主体とし,ほかに木製品,食料品,造船,繊維,水産加工業が行われるが,生産額は低い。 1962年バサーストに鉛,亜鉛製錬所を建設。住民はフランス系が多い。面積7万 3440km2。人口 72万 3900 (1991) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by