20世紀西洋人名事典 「ネヴィルシュート」の解説
ネヴィル シュート
Nevil Shute
1899 - 1960
英国の小説家。
イングランドのミドルセックス生まれ。
本名N.S.ノーウェイ。
大学卒業後航空技師となり、その後作家活動を始める。科学性と平和主義を主張した「コーベット一家の運命」(1939年)、「まだらの服の笛吹き」(’41年)、「アリスのような町」(’50年)等の作品で有名になり、水爆戦争の恐怖を描いた「渚にて」(’57年)は世界的なベストセラーとなり、映画化される。自伝「計算尺」(’54年)は異色の読み物で、他にSFとみなされる小説もある。’50年オーストラリアに移住しメルボルンで没。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報