J.vonノイマンが 1947年に初めて提案したコンピュータの構造。それまではプログラムを紙テープで1命令ずつ与えていたが,ノイマンはプログラムもデータと同じようにコンピュータ内部に記憶し,プログラムでプログラムを変更したりできるという概念をつくった。現在の一般のコンピュータはすべてプログラム内蔵のノイマン型コンピュータである。コンピュータアーキテクチュアが進歩し,複雑化するにつれて,従来のような単一の命令の流れでデータを逐次処理していく single instruction single data streamのノイマン型コンピュータの概念をはみ出すものが出てきた。たとえば複数個の演算装置を置き,命令の流れも複数であるような multi-instructions multi-data streamのシステムも出てきた。さらに命令の順序という概念が中心とはならず,データのほうに処理の中心概念の移っていったデータフローコンピュータという概念も提案されている。このように従来のノイマン型のコンピュータの枠をはみ出した構造のコンピュータを非フォンノイマン型コンピュータ non-von Neumann Computerという。