ノイロトロピン製剤(読み)ノイロトロピンセイザイ

病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版 「ノイロトロピン製剤」の解説

ノイロトロピン製剤

製品名
ノイロトロピン(日本臓器製薬)

 ノイロトロピンは、ワクシニアウイルスを接種したイエウサギの皮膚組織から抽出した物質で、鎮痛作用があります。このため炎症を抑える目的よりも、痛みを鎮める目的で使用されます。とくに、腰痛症頸肩腕けいけんわん症候群肩関節周囲炎変形性関節症帯状疱疹たいじょうほうしん後神経痛といった慢性的な痛みを伴う病気の治療に用います。


①過敏症状発疹ほっしんなどのアレルギー症状)、ショック、アナフィラキシー、肝機能障害、黄疸おうだんが現れた場合には服用を止め、すぐ医師に相談してください。


食欲不振、吐き気嘔吐おうと下痢腹痛めまい、むくみといった症状をおこすことがあります。こうした症状がおこったときは、医師に相談してください。


錠剤で、1日2回、朝・夕食後の服用が原則です。ただし、1回の錠数や服用時間などについては、医師・薬剤師の指示を守り、かってに中止したり増量・減量しないでください。


②特殊なコーティングが施された薬なので、服用するときにはまずに飲んでください。


過去にこの薬で過敏症状をおこしたことのある人、妊婦あるいは現在妊娠している可能性のある人、母乳で授乳している人、小児には、原則としてこの薬は使用しません。

出典 病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版について 情報

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