20世紀西洋人名事典 「ハインツリッセ」の解説
ハインツ リッセ
Heinz Risse
1898 - ?
ドイツの作家。
学者、実業家を経て、第二次世界大戦後に創作活動を始め、注目される。作品は人間の罪の意識の問題をテーマとして、文化危機説を主張し、時代批判の形式で書かれている。代表作には無実の罪で刑に服した指物師が出所後に殺人を犯すという枠小説「罪なくして」(1951年)がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報