20世紀西洋人名事典 「ハインリッヒシュルツ」の解説
ハインリッヒ シュルツ
Heinrich Schurtz
1863 - 1903
ドイツの民族学者。
ライプツィヒ大学で、人類地理学者ラッツェルに師事し、1891年に教授資格を得る。1893年にはブレーメン民族学・商業博物館に赴任する。人類学に進化主義的認識方法を採用し、クラブ結合体、秘密結社などの非血縁的集合体が原始期の社会組織で重要な役割を果たしていたことを資料から明らかにしていき、それを「年齢階梯制と男子結社」(1902年)にまとめた。後にローウィによって高く評価され彼の「結社」の理論に受け継がれた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報