20世紀西洋人名事典 「ハシントグラウ」の解説
ハシント グラウ
Jacinto Grau
1877 - 1958
スペインの劇作家。
バルセロナ出身。
近代スペインにおける最も独創的な劇作家の一人で、「放蕩息子」(1918年)、「真面目な色事師」(’30年)など聖書、伝説、古典に題材をとった作品が多いが、非日常的用語と技巧すぎる古風な対話などで、当時のスペイン演劇界や一般観客には理解されなかったが、諸外国では高く評価された。ブエノス・アイレスにて没。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報