ハットゥシリシュ3世(読み)ハットゥシリシュさんせい(その他表記)Khattushilish III; Hattusilis III

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハットゥシリシュ3世」の意味・わかりやすい解説

ハットゥシリシュ3世
ハットゥシリシュさんせい
Khattushilish III; Hattusilis III

ヒッタイト新王国時代の王 (在位前 1275頃~50頃) 。甥のウルヒ・テシュプ (ムルシリシュ3世) から政権奪取,みずからの行為を正当化した「自叙伝」は有名。アナトリア南西部のアルザワに軍事行動を起したほかは,治世は平穏であった。古都ハットゥシャシュ (現トルコのボガズキョイ) に遷都し,政治機構改革アッシリア脅威に対しエジプト同盟 (前 1269頃) ,娘をエジプト王ラムセス2世にとつがせた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む