ボガズキョイ(その他表記)Boǧazkoy

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ボガズキョイ」の意味・わかりやすい解説

ボガズキョイ
Boǧazkoy

トルコ,アンカラ東方 144kmにあるヒッタイトの王宮址。ヒッタイト王国の首都 (ハットゥシャシュ) の遺跡で知られる。 20世紀初頭から発掘が行なわれ,建造物では大神殿址や城塞のほか,楔形文字板などの遺物が発見された。 1986年世界遺産の文化遺産登録

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旺文社世界史事典 三訂版 「ボガズキョイ」の解説

ボガズキョイ
Bogazköy

トルコのアンカラ東方にある小村
古代ヒッタイト帝国の首都ハットゥシャシュ(Hattushash)の跡で,1905〜07年に発掘されて出土した多数楔形 (くさびがた) 文字による粘土板文書から,ヒッタイト帝国の歴史が明らかになった。

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世界大百科事典(旧版)内のボガズキョイの言及

【ボアズキョイ】より

…ほとんど完全に忘れられていたヒッタイトの存在を,発掘によって確認した。1834年の発見以来ボガズキョイと呼ばれることが多いが,遺跡名のもとになった村は,ボアズカリBogazkaleが現在の正式名称である。ドイツのウィンクラーH.Winklerが1906‐12年に約1万枚の粘土板を発掘し,フロズニーB.Hroznýらによる解読の結果,ヒッタイト語のインド・ヨーロッパ語族への帰属が確認されて以来,欧米の学者が彼らの祖先の最古期にあたる歴史の解明と故地究明への手がかりを求めて,異常なまでのまなざしを向けている遺跡である。…

※「ボガズキョイ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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