ハドリアヌス1世(読み)ハドリアヌスいっせい(その他表記)Hadrianus I

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハドリアヌス1世」の意味・わかりやすい解説

ハドリアヌス1世
ハドリアヌスいっせい
Hadrianus I

[生]? ローマ
[没]795.12.25
教皇 (在位 772~795) 。ローマの貴族出身。教皇領を脅かしたランゴバルドの王デシデリウスに対して,カルル大帝と結び,774年ランゴバルド王国を滅ぼした。以後フランク王国との緊密な同盟政策を推進教会国家連合という中世的理想を実現したが,教皇領などをめぐって対立もあった。キリスト養子説に反対してトレド大司教エリパンドスを断罪。第2回ニカイア公会議の反聖画像破壊の決議支持

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