アブー・ハニーファの名によって名づけられたスンナ派イスラムの法学派。アブー・ハニーファ,アブー・ユースフ,シャイバーニーの著述・教授活動を通じ,それ以前の地域的法学派としてのクーファ学派を中心に,バスラ学派を吸収しながら形成された。スンナ派の他の3法学派に比べ,地域的法慣行や学者の個人的見解にいくらか寛大なことが特徴で,商業と商人に理解を示す学派として知られた。アブー・ユースフ以後,アッバース朝カリフの保護を受け,イラク,シリア,イラン,中央アジア,インドに広まり,初期にはマーリク派と並んで西方イスラム世界でも支持を得,とくにアグラブ朝下の北アフリカとシチリアで栄えた。トルコ人は最初からハナフィー派に属し,同派はセルジューク朝,オスマン朝の歴代君主の保護を受け,オスマン帝国およびインドのムガル帝国で,最も権威ある法学派とみなされた。
執筆者:嶋田 襄平
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…世界にさきがけて全身麻酔を行った華岡青洲の通仙散には,チョウセンアサガオの葉が用いられた。麻痺性有毒植物としては,ツツジ科のアセビ,レンゲツツジ,ハナヒリノキなどが酩酊状態を招き手足がしびれ呼吸麻痺で死にいたる中毒をおこす。ギリシアの歴史家クセノフォンの記録には,兵士たちがツツジ科植物に由来する蜂蜜をなめて狂乱しある者は死んだ,と書かれている。…
※「ハナフィー派」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
期日前投票制度は、2003年6月11日公布、同年12月1日施行の改正公職選挙法によって創設された。投票は原則として投票日に行われるものであるが、この制度によって、選挙の公示日(告示日)の翌日から投票日...
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
7/22 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
6/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
5/20 小学館の図鑑NEO[新版]昆虫を追加