ハラブジャの虐殺

共同通信ニュース用語解説 「ハラブジャの虐殺」の解説

ハラブジャの虐殺

イラク軍機が1988年3月、北東部ハラブジャを化学兵器攻撃、クルド人住民ら約5千人を殺害した。マスタードガスなど複数の毒ガスを使ったとされ、遺体が多数散乱する映像が世界に衝撃を与えた。当時のフセイン政権は80~88年のイランイラク戦争で、北部クルド人勢力がイランに協力しているとして掃討作戦を進めていた。フセイン元大統領のいとこで「ケミカルアリ(化学兵器のアリ)」の異名で知られたアリ・ハッサン・マジド元国防相が攻撃に関与したとして2010年1月、死刑になった。(ハラブジャ共同)

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報