20世紀西洋人名事典 「ハルウシャクルギル」の解説
ハル ウシャクルギル
Halid Ziya Ushaklgil
1866 - 1945.3.27
トルコの小説家。
コンスターティノーブル生まれ。
裕福な家庭に生まれ、イズミルの神学校に在学中に西欧文学に興味を持ち始めた。銀行などに勤めるかたわら、「学問の富」誌を編集、西欧文学思潮を導入した。特にフランス至上主義の影響が強く、また自然主義的作風を持つ小説を発表した。代表作に、「青と黒」(1897年)、「禁じられたる愛」(’00年)、「しおれた花束」(’01年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報