日本大百科全書(ニッポニカ) 「ハルワックス」の意味・わかりやすい解説 ハルワックスはるわっくすWilhelm Ludwig Franz Hallwachs(1859―1922) ドイツの物理学者。ストラスブール、ベルリンの両大学に学び、クントのもとで学位を取得した。ライプツィヒ大学でウィーデマンの助手をつとめながらヘルツの研究を追試して、1888年光電効果を発見した。のちドレスデン工科大学電気工学教授、同物理学教授を歴任。1890年から14年間コールラウシュとともに電解質の研究を行った。のちふたたび光電子研究に従事し、仕事関数値の精密測定などこの分野の発展の基礎を築いた。[高橋智子][参照項目] | ウィーデマン | クント | 光電効果 | コールラウシュ | 仕事関数 | 電解質 | ヘルツ 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例