ドイツの物理学者。シュウェーリンの生まれ。ベルリン大学に学び、1864年学位を取得。同大学の私講師を経て、チューリヒ、ウュルツブルクの大学で研究し、1872年ストラスブール大学教授となった。1888年にはヘルムホルツの後継者としてベルリン大学実験物理学教授兼ベルリン物理学研究所所長に就任した。1866年、今日では物理の学生実験として行われるクントの実験装置を考案した。この装置で気体および固体中の音波の速度を測定し音響学に貢献した。さらに光学においては異常分散の問題を扱い、液体、蒸気だけでなく金属についても実験した。そのほか磁気光学の分野でも業績を残した。
[佐藤 忠]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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