ウィーデマン
うぃーでまん
Gustav Heinrich Wiedemann
(1826―1899)
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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ウィーデマン
Gustav Heinrich Wiedemann
生没年:1826-99
ドイツの物理学者。ベルリンの生れ。1844-47年ベルリン大学でH.G.マグヌスの下で自然哲学を学び,54年スイスのバーゼル大学教授となる。その後カールスルーエ工科大学などの教授を経て,71年にはライプチヒ大学においてドイツ最初の物理化学教授職についた。1853年フランツRudolph Franz(1827-1901)と共同で,金属の熱伝導度と電気伝導度との比は同一温度においては金属の種類によらず一定であるというウィーデマン=フランツの法則を発見,またJ.C.ポッゲンドルフの後を継いで《物理学および化学年報》の編集を行ったほか,19世紀の電磁気学に関する集大成《ガルバーニ電気学》《電気学》を著した。
執筆者:宮下 晋吉
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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ウィーデマン
Wiedemann, Gustav Heinrich
[生]1826.10.2. ベルリン
[没]1899.3.23. ライプチヒ
ドイツの物理学者。 1847年ベルリン大学で学位取得。同大学講師を経て,スイスのバーゼル大学物理学教授 (1854) 。 63年帰国とともに,ブラウンシュワイク,カルルスルーエ各大学教授を経て,ライプチヒ大学の初代物理化学教授。また J.ポッゲンドルフのあとをうけて『物理学・化学年報』 Annalen der Physik und Chemieの編集にも活躍。電磁気現象を研究し,53年に R.フランツとともに金属の熱伝導度と電気伝導度の関係 (→ウィーデマン=フランツの法則 ) を見出した。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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「ウィーデマン」の意味・わかりやすい解説
ウィーデマン
ドイツの物理学者。バーゼル,ブラウンシュワイク,カールスルーエ,ライプチヒ各大学教授を歴任。電磁気現象を研究。1853年R.フランツとともに〈金属の熱伝導率と電気伝導率の比は同一温度ではすべての金属について同じ値をもつ〉というウィーデマン・フランツの法則を発見。
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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