ハンス・ヘルムントキルスト(その他表記)Hans Hellmut Kirst

20世紀西洋人名事典 の解説

ハンス・ヘルムント キルスト
Hans Hellmut Kirst


1914 -
ドイツの作家。
東プロセインのオスタローデ生まれ。
第二次世界大戦中は幕僚将校として働く。敗戦抑留の後、農夫や庭師など種々の職業につく。ヨーロッパ、アフリカを回り、ミュンヘン郊外で著述活動にはいる。「われら彼をやくざと呼ぶ」(1950年)、「小都市反乱」(’53年)を出した後、’54年3部作「08/15」で注目を浴び、’69年には大衆性漂う作品である3部作「兵士、将校、将軍」を発表した。いずれも歴史的ドキュメントを背景におき、軍の因襲と幹部将校達の人間性を追求したもので、反共、反ナチである思想が貫かれている。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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