20世紀西洋人名事典 「ハーラルキッデ」の解説
ハーラル キッデ
Harald Kidde
1878 - 1918
デンマークの作家。
1878年デンマークに生まれる。1902〜’03年の「オーゲとエルセ」は、近親者が相次いで死去するという少年時代の体験と、ヤコブセンの影響とによる作品で、死を思う孤独な青年と明るく活発な高校生とを書いている。’12年発表の代表作である「英雄」は、夢想家が周囲の嘲笑を受けながらも、献身的な努力を重ねて地域社会のために貢献する課程を描いている。’18年に40歳で没。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報