バイアスタイヤ

関連語 強力レーヨン

化学辞典 第2版 「バイアスタイヤ」の解説

バイアスタイヤ
バイアスタイヤ
bias tire

タイヤコードを斜めに張り合わせてつくった骨組(カーカス:carcass)をもつタイヤいい,一般的に使用されている.このようなカーカス部は強力レーヨンナイロンなどでできた,すだれ状のタイヤコードにゴム引きしたものをバイアスカッターで切断し,乗用車用タイヤでは4~6枚,トラック用,バス用タイヤでは10~14枚交互に張り合わせてつくられる.これに対して,タイヤコードの向きがすべて半径方向に張り合わされたものをラジアルタイヤという.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典(旧版)内のバイアスタイヤの言及

【タイヤ】より

…カーカスcarcassはケーシングとも呼ばれ,タイヤ内に充てんされた空気圧を保って外形を形成する強度部材で,ナイロン,レーヨン,ポリエステルなどのコードをすだれ状にしてゴムで被覆してある。カーカスが,このコードを斜め方向に交互に重ね合わせて構成されているタイヤをバイアスタイヤbias tireと呼び,乗用車の一部,バスやトラックに用いられている。またコードをタイヤの周方向と直角に配列したものをラジアルタイヤradial tireと呼び,高速走行に優れているためスポーツカーや乗用車に用いられている。…

※「バイアスタイヤ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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