ラジアルタイヤ(読み)らじあるたいや

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラジアルタイヤ」の意味・わかりやすい解説

ラジアルタイヤ
radial tire

回転方向に直角にコードを配置したタイヤ。普通のタイヤがコードを斜めに組合せてカーカス部をつくるのに対する。ホイールを中心にコードが放射状に並んでいる。初めフランスで,タイヤコードにスチールワイヤを使って研究し成功したもので,現在はコードに繊維 (ポリエチレンナイロンレーヨンなど) ,またワイヤコードを併用したものもある。路面に対する吸着性がすぐれ,コーナリング特性,制動性,乗り心地がよく,摩耗が少い,牽引力が大きいなどの特徴をもち,操縦安定性,高速性能にすぐれている。反面,悪路に弱いという欠点もある。日本では 1970年頃から生産が始り,時代に適したタイヤとして大きく伸びた。 1990年の生産高は乗用車用 9108万 7000本,トラック・バス用 2958万 1000本で,タイヤ生産量の 80%を占めている。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ラジアルタイヤ」の意味・わかりやすい解説

ラジアルタイヤ
らじあるたいや

タイヤ

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