日本大百科全書(ニッポニカ) 「バイエルン・ミュンヘン」の意味・わかりやすい解説
バイエルン・ミュンヘン
ばいえるんみゅんへん
FC Bayern München
ドイツのプロサッカークラブ。ホームスタジアムはミュンヘンのアリアンツ・アレーナ(収容人員6万6000)。1900年創設。リーグ優勝22回、UEFAチャンピオンズ・リーグ優勝4回(2010年現在)を誇る名門チーム。ブンデスリーガが創設された1964年以降に力をつけ、1970年代にはフランツ・ベッケンバウアー、ゲルト・ミュラーGerd Müller(1945―2021)、ゼップ・マイヤーJosef Maier(1944― )らがチームの中心となって黄金時代を築いた。1974~1976年、ヨーロッパ・チャンピオンズ・カップ(現、UEFAチャンピオンズ・リーグ)3連覇を達成した。1980年代にはカールハインツ・ルムメニゲKarl-heinz Rummenigge(1955― )、1990年代にはローター・マテウスLothar Matthäus(1961― )が中心となり、つねにドイツの代表的チームとして君臨した。2001年には監督オットマール・ヒッツフェルトOttmar Hitzfeld(1949― )に率いられ、UEFAチャンピオンズ・リーグに優勝、久々にヨーロッパチャンピオンの座を手中にするとともに、ブンデスリーガでも17回目の優勝を飾った。
[西部謙司]
その後の動き
2009~2010年シーズンのブンデスリーガでは22回目の優勝を飾っている。
[編集部]