バッテリー・パーク(読み)ばってりーぱーく(その他表記)Battery Park

日本大百科全書(ニッポニカ) 「バッテリー・パーク」の意味・わかりやすい解説

バッテリー・パーク
ばってりーぱーく
Battery Park

アメリカ合衆国、ニューヨーク市マンハッタン島南端部の公園。面積0.85平方キロメートル。17世紀にオランダ人がここに砲台バッテリー)を築いたことに始まり、長く要塞(ようさい)としての役割を果たした。1811年完成した円形の砦(とりで)キャッスルクリントンは、のち娯楽施設、移民受入れ施設、水族館などとして使用されたこともあった。また、ニューヨーク湾を発見したベラザノGiovanni da Verrazzano(1485ころ―1528)の像もあり、自由の女神のあるリバティー島には連絡船が通っている。

[作野和世]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界の観光地名がわかる事典 「バッテリー・パーク」の解説

バッテリーパーク【バッテリーパーク】
Battery Park

アメリカのニューヨーク州ニューヨーク市にある公園。マンハッタンの最南端、ハドソン川沿いに位置し、広さは8.5haで、海辺からは自由の女神像が眺められる。◇「バッテリー」は「砲台」という意味で、1812年、アメリカとイギリス戦争の際、イギリス側がここに人工の島を造り、砦として外敵に備えたことに由来する。北側にある円形の建物はクリントン砦で、フェリーのチケット売り場と案内所がある。南側には、ニューヨーク湾を発見したベラザノの像が建っている。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

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