山川 世界史小辞典 改訂新版 「バリード・シャーヒー朝」の解説
バリード・シャーヒー朝(バリード・シャーヒーちょう)
Barīd Shāhī
1487~1619
インドのマイソール州北東境を領域とした王。首都ビーダルは15世紀前半来,バフマニー朝の首都として,つづいて16世紀初頭から17世紀前半にかけては,バリード・シャーヒー朝の首都として繁栄した。そこにはデカン・イスラーム様式の典型とされる両朝時代の建築物が多く現存している。バリード・シャーヒー朝は他の王国と同盟し,ヴィジャヤナガルと抗争したが,1618~19年頃アーディル・シャーヒー朝に併合された。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報