バルチースク(その他表記)Baltiysk

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バルチースク」の意味・わかりやすい解説

バルチースク
Baltiysk

1946年までピラウ Pillau。ロシア西端部,カリーニングラード州の都市。州都カリーニングラードの外港で,ウィスワ潟湖をバルト海から分けるバルト砂嘴の北部にある。 1686年に東プロシアの町として建設され,第2次世界大戦後ソ連領に入った。船舶修理,軽機械製作,金属加工などの工業が立地する。バルチック艦隊博物館がある。カリーニングラードの西約 40kmにあたり,水路のほか鉄道でも結ばれる。人口2万 7700 (1991推計) 。

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世界大百科事典(旧版)内のバルチースクの言及

【カリーニングラード】より

…旧名ケーニヒスベルクKönigsberg。バルト海南東部のビスリンスキー(ビスワ)湾に注ぐプレゴーリャ川の河口両岸にひろがり,全長42kmの海上運河によって外港のバルチースクBaltiisk(旧名ピラウ)と結ばれた不凍港でもあり,バルト艦隊の司令部が置かれている。おもな産業は造船,機械,車両,製紙,木材,食品(特に水産加工)であり,ソ連の大西洋漁業・捕鯨船団の基地にもなっていた。…

※「バルチースク」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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