ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バルツェル」の意味・わかりやすい解説
バルツェル
Barzel, Rainer
[没]2006.8.26. ミュンヘン
ドイツの政治家。第2次世界大戦中はドイツ空軍に勤務。戦後ケルン大学で法律学を学び,卒業後再建されたカトリック中央党 (のちキリスト教民主同盟へ合流) の支持者として政治活動に入り,冷戦が活発化すると反共団体「自由救済連盟」の設立に参加。 1955年ノルトラインウェストファーレン州政府参事官,キリスト教民主同盟の有力メンバーとなった。 57年連邦議会議員,63年連邦議会のキリスト教民主同盟=キリスト教社会同盟の院内総務。 K.キージンガー内閣では議員グループを巧みに操作,同首相を助けた。 71年 10月~73年6月キリスト教民主同盟党首。 77年連邦議会経済問題委員会議長。 83年連邦議会議長に就任するが政治献金疑惑で 84年辞任。
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