バルモラル城(読み)バルモラルジョウ(英語表記)Balmoral Castle

デジタル大辞泉 「バルモラル城」の意味・読み・例文・類語

バルモラル‐じょう〔‐ジヤウ〕【バルモラル城】

Balmoral Castle》英国スコットランド北東部、アバディーンシャー州にある英国王室の城。夏の休暇に利用される。ロイヤルディーサイドとして知られるディー川沿いに位置する。14世紀建造の城をビクトリア女王とその夫アルバート公が購入し、増改築して現在の姿になった。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バルモラル城」の意味・わかりやすい解説

バルモラル城
バルモラルじょう
Balmoral Castle

イギリススコットランドディー川右岸アバディーンシャーに建つビクトリア女王と夫アルベルト公(イギリス名アルバート)の邸館。1852年に旧バルモラル館を買い上げ,ウィリアム・スミスの設計案に皇太子が修正を加えて,1853~56年に建設。イタリアビラと城郭風趣味を組み合わせた意匠をもち,白花崗岩でつくったピクチャレスクな作風はスコットランド御殿造,またはスコッチ・バロニアルと呼ばれる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android