デジタル大辞泉 「ウォーリック城」の意味・読み・例文・類語 ウォーリック‐じょう〔‐ジヤウ〕【ウォーリック城】 《Warwick Castle》英国イングランド中部、ウォーリックシャー州のウォーリックにある城。10世紀初め、アルフレッド大王の娘エセルフリーダが、デンマークの侵攻に備えてエイボン川のほとりに築いた要塞に起源する。以降、増改築が繰り返され、城壁や城門、塔を備えた現在見られる城になった。城内の広間には中世の武具やビクトリア朝時代の晩餐会ばんさんかいの様子を紹介する展示がある。ウォリック城。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
世界の観光地名がわかる事典 「ウォーリック城」の解説 ウォーリックじょう【ウォーリック城】 イギリスのイングランド中部のストラトフォードアポンエイヴォン(Stratford-upon-Avon)からコベントリー方面へ約14kmのところにある古城。エイヴォン川沿いの険しい崖の上に建つ。その原型は、10世紀に造られた砦・土塁で、11世紀にウィリアム征服王により木造の城塞が築かれ、14~15世紀には2つの石造の塔を持つ現存する城郭がほぼ完成した。イングランドで最も気品の高い中世の城といわれる。ウォーリック伯爵が所有する城だったが、1978年にマダム・タッソー蝋(ろう)人形館を運営するタッソーグループに売却され、アトラクション施設となった。城の内部は、大広間をはじめ、ほとんどが公開され、ルーベンスやバンダイクの絵画や甲冑(かっちゅう)や刀剣(とうけん)のコレクション、拷問室などが見学できる。 出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報