バートクロイツナハ(英語表記)Bad Kreuznach

デジタル大辞泉 「バートクロイツナハ」の意味・読み・例文・類語

バート‐クロイツナハ(Bad Kreuznach)

ドイツ南西部、ラインラント‐プファルツ州の都市ライン川の支流ナーエ川沿いに位置する。ローマ時代の城塞カロリング朝宮殿が置かれ、13世紀末に都市権を獲得。19世紀より温泉保養地として知られるようになった。ブドウ栽培の中心地で、ワイン生産が盛ん。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バートクロイツナハ」の意味・わかりやすい解説

バートクロイツナハ
Bad Kreuznach

ドイツ西部,ラインラントファルツ州の都市。マインツの南西約 30km,ライン川中流部左岸の支流ナーエ川沿いにあり,ローマ時代には城塞があった。 819年にはカロリング朝の宮殿が建てられ,1065年シュパイアー司教領,1241年シュポンハイム伯領となり,90年都市権獲得。 1565年以降バイエルンのファルツ領となる。三十年戦争以降衰えたが,1815年プロシアに編入されてから,温泉保養地として復興。ワイン産地ナーエ川流域の中心都市としてワイン取引のほか,光学機器製造,皮革加工などの工業立地。人口4万 950 (1991推計) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「バートクロイツナハ」の意味・わかりやすい解説

バート・クロイツナハ
ばーとくろいつなは
Bad Kreuznach

ドイツ西部、ラインラント・プファルツ州の温泉保養都市。人口4万3200(2000)。ライン川左岸の支流ナーエ川とエラーバハ川との合流点に位置し、集落起源は紀元前にさかのぼる。19世紀に発見された放射性食塩泉は、ナーエ川の中の島にある。ラインヘッセンのブドウ栽培地域の中心都市で、国立州立の農業試験場やブドウ・果樹試験場のほか、各種司法行政機関や学校も多い。市街北東部には、鉄鋼、機械、車両、ゴム、電気、光学などの工業が集中している。

[朝野洋一]

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