パク・ウォンスン(読み)朴 元淳(その他表記)Park Won-soon

現代外国人名録2016 「パク・ウォンスン」の解説

パク・ウォンスン
朴 元淳
Park Won-soon

職業・肩書
政治家,弁護士,市民運動家 ソウル市長,参与連帯代表 元「ハンギョレ」新聞論説委員

国籍
韓国

生年月日
1956年3月26日

出生地
慶尚南道昌寧

学歴
ソウル大学法学部除籍,檀国大学史学科〔1979年〕卒

受賞
マグサイサイ賞〔2006年〕

経歴
ソウル大学の学生だった1975年、軍事独裁体制に反対するデモに参加して投獄され、ソウル大学を除籍された。’80年司法試験に合格し、地検検事を経て、’83年から弁護士として活動。富川警察署性拷問事件、朴鐘哲拷問致死事件などの弁論を担当。’88年「ハンギョレ」新聞論説委員。’93年ハーバード大学客員研究員。また大韓弁協公報理事を務める。この間、’80年代半ばから民主化を求める市民運動や従軍慰安婦問題従事。’94年革新系市民団体・参与連帯を創設、’96年事務所長。財閥系企業の不正追及などにあたり、韓国最大級の市民団体となる。2000年4月の総選挙では、候補者の選挙違反歴や贈収賄事件への関与を調べ上げ、リストアップする“落選運動”を展開し、注目を集めた。同年11月日本の市民団体の組織運営を研究するため来日。2001年市民団体の活動支援などを行うNGO・美しい財団常任理事。2006年韓国の民主主義発展に貢献したとして“アジアノーベル賞”といわれるマグサイサイ賞を受賞。2011年10月ソウル市長選に無所属で当選主著に「国家保安法研究」(全3巻,1989〜92年)、「韓国市民運動家のまなざし」(2001年)、「野蛮時代の記録」(全3巻,2006年)など。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

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