現代外国人名録2016 「パスカルキニャール」の解説
パスカル キニャール
Pascal Charles Edmond Quignard
- 職業・肩書
- 作家,チェロ奏者
- 国籍
- フランス
- 生年月日
- 1948年4月23日
- 出生地
- ウール県ヴェルヌイユ
- 受賞
- アカデミー・フランセーズ小説大賞〔2000年〕「ローマのテラス」,ゴンクール賞〔2002年〕「さまよえる影」
- 経歴
- 大学で哲学を修める。1977年からガリマール社の出版選考に携わり、’94年に退社してからは執筆に専念。16世紀の詩人モーリス・セーヴの研究者で、古典文学や音楽、美術についてのエッセイを執筆。小説「めぐり逢う朝」(’91年)はアラン・コルノー監督により映画化されヒットした。2002年「さまよえる影」でゴンクール賞を受賞。他の著書に「アプロネニア・アウィティアの柘植の板」(1984年)、「ヴュルテンベルクのサロン」(’86年)、「音楽のレッスン」(’87年)、「シャンボールの階段」(’89年)、「アルブキウス」(’90年)、「辺境の館」(’92年)、「舌の先まで出かかった名前」(’93年)、「アメリカの贈り物」(’94年)、「音楽への憎しみ」(’96年)、「秘められた生」(’98年)、「ローマのテラス」(2000年)、「アマリアの別荘」(2006年)などがある。代々続くオルガン製作者の家系に生まれ、音楽にも親しむ。チェリストとして鳴らし、1990〜94年ミッテラン大統領の要請により、ベルサイユ・バロックオペラ音楽祭の運営委員長を務めた。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報