最新 地学事典 「パラボラ鉱山」の解説
パラボラこうざん
パラボラ鉱山
Palabora mine
南ア共和国トランスバール地方Phalaborwaに位置するカーボナタイト鉱床。始生代の片麻岩と花崗岩中に貫入した原生代(U-Pb年代2,030Ma)のカーボナタイト・アルカリ岩複合岩体で,閃長岩・輝岩・輝岩ペグマタイト・カーボナタイトなどからなる。岩体は南北6km, 東西3kmの平面が繭形のパイプ状岩体で,深さ2kmまで垂直に連続。カーボナタイトが貫入する中央部のLoolekop岩体はCu・U・Zr・Fe・リン鉱などが,北側のFoskor岩体ではリン鉱・ひる石がそれぞれ濃集。鉱石鉱物は,磁鉄鉱・黄銅鉱・斑銅鉱・りん灰石・バッデレイ石・バーミキュライト・リンネ鉱でNi・Au・Ag・白金族元素も回収。希土類元素(REE)も伴う。1992年のLoolekop岩体からのCu粗鉱生産量は2,900万t,銅鉱の鉱量は4.7億t(Cu0.68%),Foskor岩体のリン鉱の鉱量は30億t(精鉱:P2O536.5%換算),バーミキュライト90%精鉱の生産量は約20万t/年。
執筆者:神谷 雅晴
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

