パラグライダー用語辞典 「パワードパラグライダー」の解説 パワードパラグライダー エンジンパラグライダー。モーターパラグライダー。エンジンユニットを背負いその推進力にて上昇出来るパラグライダーを言う。ハーネスの後側に50~250cc程度のエンジンでプロペラを回転させ飛行する。平地からでも離陸でき、遠く離れた山のフライトエリアに行くわずらわしさは無いが、プロペラから発する騒音問題も常に付きまとう。基本的にパラグライダー本体にエンジンを付加しただけではあるが、上昇気流という自然の力を利用する一般のパラグライダーと楽しみ方が大きく変わり、丁度マリンスポーツでヨットとモーターボートの違いと似ているかもしれない。PPGにも一般のパラグライダーと同じく、技能証(ライセンス)制度があり、現在は日本ハンググライディグ連盟(JHF)とフットランチドマイクロライト部会(FLM)の2団体が行っている。JHFでは、PPGを補助動力、つまりグライダーとしての楽しみの中でエンジンを補助的に利用するものと考え、FLMでは、エンジンを主動力とすることで飛行機のような楽しみ方をするものと捉えているようである。もちろん実際にはJHFの技能証でエンジンを使い飛行しても問題となる訳ではなく、逆にFLMの技能証で、エンジンを切り、ソアリングを楽しんでも全く問題はない。そして、前者ではモーターパラグライダー(MPG)と呼び、後者ではパワードパラグライダー(PPG)と呼ぶようであるが、PPGの言い方の方が新鮮味がある為か、JHFの関係者でもPPGと呼んでおり、どちらで呼んでも不都合は無いようだ。 出典 パラグライダー用語辞典について 情報