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ひきこもり ひきこもり Hikikomori

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知恵蔵2015の解説

ひきこもり

「自宅にひきこもって、社会的参加をしない状態が6カ月以上持続しており、精神障害がその第一の原因と考えにくいもの」と定義される。パソコン通信や電話で外の人との接触がある人、家事などをして家族と良好な関係を持っている人は該当しない。子から親への家庭内暴力が伴うケースも多く、1990年代後半から問題視され始めた。正確な統計はないが、少なくても50万人以上、160万人いると推定する識者もいる。年齢的には中学生から見られ、30歳代、40歳代の症例もある。性別では、男性が6〜7割。欧米には見られず、日本に特徴的な現象と思われていたが、韓国でも症例が報告されており、子供を依存させやすい東アジア親子関係が影響しているともいわれる。

(山田昌弘 東京学芸大学教授 / 2007年)

ひきこもり

長期間にわたって家庭内にひきこもり、社会的な活動に参加できない状態。対人恐怖症気分障害人格障害が認められる場合もあるが、ひきこもり自体が問題の中心となる人がかなりいると推測される。不登校がきっかけとなることが多く、男性に多い。家族との接触もほとんどなく、自室にこもって対人接触を全面的に回避しているケースもある。この状態が本人の社会性の成長を阻み、対人関係への自信を喪失させ、自己評価を下げる。その他、強迫傾向、昼夜逆転、家族への攻撃性などが見られるが、生活態度とは裏腹に、社会で生きていけないことに対する焦りや苦悶がある。

(田中信市 東京国際大学教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

ひきこもり

厚生労働省は、仕事や学校に行かず、家族以外とほとんど交流せずに半年以上続けて自宅に閉じこもっている状態をひきこもりと定義している。国の推定で全国に70万人いるとされる。

(2016-03-04 朝日新聞 朝刊 奈良1・1地方)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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