ヒラタアブ(読み)ひらたあぶ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ヒラタアブ」の意味・わかりやすい解説

ヒラタアブ
ひらたあぶ / 扁虻

昆虫綱双翅(そうし)目短角亜目ハエ群アブバエ科のうち、体の腹部がとくに扁平(へんぺい)なショクガバエ(食蚜蠅)の類をいう。この類は、従来ヒラタアブ科とされていたが、アブ群でなくハエ群であるためアブバエと改称された。

[伊藤修四郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヒラタアブ」の意味・わかりやすい解説

ヒラタアブ
hover fly

双翅目ハナアブ科のうち,腹部がやや扁平で,幼虫アブラムシカイガラムシを捕食するグループをいう。一般に細形で,ハチに似た斑紋をもつものが多い。花に集り,また空中に停止するように飛翔することが多い。 (→ハナアブ )

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カスハラ

カスタマー(顧客)とハラスメント(嫌がらせ)を組み合わせた造語「カスタマーハラスメント」の略称。顧客や取引先が過剰な要求をしたり、商品やサービスに不当な言いがかりを付けたりする悪質な行為を指す。従業...

カスハラの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android