日本大百科全書(ニッポニカ) 「ヒルデブランドソン」の意味・わかりやすい解説
ヒルデブランドソン
ひるでぶらんどそん
Hugo Hildebrand Hildebrandsson
(1838―1925)
スウェーデンの気象学者。ストックホルムに生まれる。ウプサラ大学で物理学を学び、卒業後は同大学のオングストレームの助手として熱力学等の研究をした。1865年から同大学で気象観測を始め、1868年にはウプサラに新設された気象台長となり、同大学の教授も兼ねた。彼の研究としては天空光の偏光の研究、露発生時の地面付近の条件の研究がある。また成層圏発見者の一人として有名なフランスのテースラン・ド・ボールとの共著『気象力学の基礎』全2巻のなかで、大気活動の中心center of actionの概念を導入した。
[根本順吉]
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