普及版 字通 「ヒン・ヘン・どぶがい」の読み・字形・画数・意味
20画
[字訓] どぶがい
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(賓)(ひん)。〔説文〕(ひん)字条一上に「珠(たま)なり。玉に從ひ、比(ひ)聲。宋弘云ふ、淮水中に珠を出だす。珠は珠の聲るなり」(段注本)とし、字の篆を録して、「夏書に、は虫に從ふ」とする。〔夏書〕は〔書、禹貢〕に「淮夷は珠曁(およ)び魚なり」とその貢物を規定する。〔釈文〕に、とは(ぼう)であるという。その中に産する玉をという。いまの真珠の類。
[訓義]
1. どぶがい。
2. どぶがいの殻中に生ずる珠。
[古辞書の訓]
〔字鏡集〕 ナヲハムシ・ハマグリ
[熟語]
珠▶
[下接語]
・蜃
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報