共同通信ニュース用語解説 「ビキニ事件と反核運動」の解説
ビキニ事件と反核運動
1954年3月、米国は太平洋・マーシャル諸島のビキニ環礁で、広島原爆の約千発分の爆発力を持つ水爆実験を実施し、住民や周辺海域にいた漁船が被ばく。静岡県焼津市のマグロ漁船、第五福竜丸の乗組員23人も「死の灰」と呼ばれる放射性降下物を浴びた。水揚げされた魚の汚染も発覚。危機感を持った東京都杉並区の主婦らを中心に始まった原水爆禁止の署名は全国に広がり、3千万人超が賛同する巨大な反核運動となった。(共同)
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