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都護府 とごふ Du-hu-fu; Tu-hu-fu

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

都護府
とごふ
Du-hu-fu; Tu-hu-fu

中国,古代の辺境統治機関。前漢の神爵3 (前 59) 年,タリム盆地烏塁城に,屯田の経営と通商路の保護のために西域都護府が設けられたのが最初。唐朝は四辺の外族を支配下におくために,貞観 14 (640) 年トゥルファン盆地安西都護府を設置してから,安北,単于,安東,安南,北庭の計6都護府をおいた。

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デジタル大辞泉の解説

とご‐ふ【都護府】

中国で代に、西域その他の辺境地を治めるために置かれた機関。安東・安南・安西・安北・単于(ぜんう)北庭の6府があった。

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百科事典マイペディアの解説

都護府【とごふ】

中国で,唐が周辺異民族の統御(羈縻(きび)政策)のため辺境に置いた機関。唐は部族ごとに都督府,その下に州を置き,それらの長官である都督,刺史には各部族の長を当て,その全体を統括するために都護府を置いた。

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世界大百科事典 第2版の解説

とごふ【都護府 dū hù fǔ】

中国,代の羈縻(きび)支配(羈縻政策)による属地経略の最高機関。周辺諸民族の討滅や帰順で,唐の支配は,東は朝鮮半島から西は中央アジアに,北はシベリア南辺から南はインドシナ半島におよんだ。唐はこの広大な地域を統治するために,部族ごとに都督府を,その下に州を置いた。それらの長官である都督,刺史には各部族の長をそのまま任命し,それら全体を統括する機関として都護府を置いた。その長官都護は中央から派遣されて軍政・民政を兼掌した。

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大辞林 第三版の解説

とごふ【都護府】

中国で、漢・唐代に置かれた、周辺の諸民族を統治するための機関。前漢のタリム盆地西域都護府に始まる。唐では、安西・北庭・安北・単于ぜんう・安東・安南の諸都護府が有名で、六都護府と称される。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

都護府
とごふ

中国、唐代に置かれた辺境統治機関。その起源は前漢にあり、宣帝は紀元前60年、天山南路・北路が漢の支配下に入ったとき、騎都尉(きとし)の加官として西域(せいいき)都護を置き、いわゆる西域三十六国を統轄させた。後漢(ごかん)では班超らが西域都護に任ぜられた。晋(しん)・宋(そう)以後も辺境に都護の官が置かれたというが、詳細は不明である。唐代では四方の辺境に本官として都護府が設置され、唐に帰服した周辺諸民族の故地に置かれた都督府と州県とを統轄し、また諸民族の動向の監視にあたった。おもな都護府には安東、安西、安南、安北、単于(ぜんう)、北庭の各都護府があり、これらを六都護府と総称する。『通典(つてん)』に、これらが高宗の永徽(えいき)年間(650~655)以降に設置されたと記されているのは不正確で、安西都護府はもっとも早く640年に設置され、安北都護府の前身の燕然(えんぜん)都護府も647年に置かれた。ほかに濛池(もうち)、崑陵(こんりょう)、保寧(ほねい)などの都護府があったが、いずれも土着の部酋(ぶしゅう)を長官の都護に任じ、その性格はむしろ羈縻(きび)州に近い。また都護府にはランクがあり、安西、安北、単于、北庭は大都護府、安東は上都護府、安南は中都護府であった。節度使が登場すると都護府はしだいにその所管に入り、役割も軽くなったが、各都護府の消長は、各方面の諸民族の動向に対応して複雑であった。[金子修一]

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