ビスマルクの社会政策

山川 世界史小辞典 改訂新版 「ビスマルクの社会政策」の解説

ビスマルクの社会政策(ビスマルクのしゃかいせいさく)

ビスマルク社会主義者鎮圧法で社会主義的労働運動を弾圧する一方,労働者の生活の安定を図って実施した社会福祉政策。1883年の疾病保険法,84年の災害保険法,89年の廃疾養老保険法の3保険法からなる。費用は災害保険が雇用者疾病保険は雇用者と労働者,養老保険は雇用者と労働者と国家が分担した。保険として欠陥や不十分な点もあるが,当時としては世界で最先端の政策であり,今日の社会保険制度の基にもなっている。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む