ビーカネル(その他表記)Bīkaner

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ビーカネル」の意味・わかりやすい解説

ビーカネル
Bīkaner

インド北西部,ラージャスターン州北西部,タール砂漠にあるオアシス都市。ビーカネル県の行政庁所在地。古くから隊商路の要衝。 1488年からラージプートの主要国の一つビーカネル藩王国の首都となり,ラージプート絵画の中心地として知られた。市街は周囲 5.5km,高さ5~10mの城壁に囲まれ,旧藩王の宮殿には,ラージプート絵画の膨大なコレクションがある。同州西部の交通の要衝で,畜産品,穀物などの集散地象牙,金,真鍮細工と,織布染色などが行われる。人口 41万 5335 (1991) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android