デジタル大辞泉 「ピアトラネアムツ」の意味・読み・例文・類語 ピアトラ‐ネアムツ(Piatra Neamţ) ルーマニア北東部の都市。ビストリツァ川が刻む谷に位置する。古代にダキア人が都市を築き、15世紀以降、モルドバ公シュテファン3世の治世下において、交易の要衝として栄えた。15世紀から16世紀にかけて建造された教会が残るほか、周囲を山に囲まれた景勝地としても知られる。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「ピアトラネアムツ」の意味・わかりやすい解説 ピアトラ・ネアムツぴあとらねあむつPiatra Neamţ ルーマニア北東部、ネアムツ県の県都。東カルパティア山脈中を流れるビストリツァ川の流域にある。人口10万5499(2002)。小高い丘陵に囲まれ、風光明媚(めいび)で、近くのビカーズ渓谷とともに観光・保養地となっている。古代にはモルドバ地方のダキア人の要塞(ようさい)であった。15世紀以後、重要な交易都市として栄えた。木材加工、機械、金属加工、パルプ・製紙、繊維などの工業がある。15~16世紀の教会が残る。[佐々田誠之助] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例