20世紀西洋人名事典 「ピエトモンドリアン」の解説
ピエト モンドリアン
Piet Mondrian
1872.3.7 - 1944.2.1
オランダの画家。
アメルスフォールト生まれ。
本名Pieter Cornelis Mondriaan。
抽象絵画の創始者の一人で、新造形主義の主唱者。アムステルダムの美術学校で学ぶ。又敬虔なカルビニスト主義者の父親から影響を受ける。はじめ自然主義的手法で風景、静物を描いていたが、1911〜14年パリでキュビスムを学び、「樹」の連作を始める。’15年水平、垂直の二線分による画面構成に達し、三原色の色面による独自の画風を確立して。’19年再びパリに帰り、’20年理論書「新造形主義」を出版。’21年「赤、黄、青のコンボジション」を制作。その後ロンドンを経て、’40年ニューヨークへ渡り、色面を細かく分節化したリズミカルな作品「ブロードウェー・ブギ・ウギ」(’42〜43年)を描いた。著書「新しい造型」(’25年)。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報