20世紀西洋人名事典 「ピエールラプラード」の解説
ピエール ラプラード
Pierre Laprade
1875.7.19 - 1931.12.23
フランスの画家。
ナルボンヌ(南フランス)生まれ。
モントーバンでブールデルのアトリエに通い、パリでアカデミー・カリエールに学ぶ。1901年アンデパンダン展に初出品の後、’03年サロン・ドートンヌの創立に参加する。フォービスムの画家と交友したがその影響を受けずに、灰色を基調に温和な色彩を用いて室内やパリの街頭風景を描く。画風はアンティミストと近似しており、フランス的で上品かつ情緒豊かな画趣を守る。’07年以来風物にひかれ、イタリアを度々旅行。主な作品に「モデルのいる室内」(’10年)があるほか、銅版画や石版画、挿絵も手がける。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報