ピコン(読み)ぴこん(その他表記)Gaétan Picon

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ピコン」の意味・わかりやすい解説

ピコン
ぴこん
Gaétan Picon
(1915―1976)

フランスの批評家ボルドーの生まれ。出世作『フランス新文学展望』Panorama de la nouvelle littérature française(1950)の視野の広さと的確な判断力は、その後の文学、美術の批評活動でみごとな開花を示す。7年間にわたり文部省文芸局長(1959~66)を務める。代表的著作に『作家とその影』(1953)、優れたプルースト論を含む評論集『読書の運用』三巻(1960、61、63)、『アングル』(1967)、『真実と神話』(1979)、小説孤独の場』(1968)など。

清水 徹]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ピコン」の意味・わかりやすい解説

ピコン
Picon, Gaëtan

[生]1915
[没]1976
フランスの批評家。主著『現代フランス文学の展望』 Panorama de la nouvelle littérature française (1950) ,『読書の実践』L'Usage de la lecture (60) 。その他,ユゴー論,マルロー論など多数

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