フランスの批評家。ボルドーの生まれ。出世作『フランス新文学展望』Panorama de la nouvelle littérature française(1950)の視野の広さと的確な判断力は、その後の文学、美術の批評活動でみごとな開花を示す。7年間にわたり文部省文芸局長(1959~66)を務める。代表的著作に『作家とその影』(1953)、優れたプルースト論を含む評論集『読書の運用』三巻(1960、61、63)、『アングル』(1967)、『真実と神話』(1979)、小説『孤独の場』(1968)など。