ピジン=クレオル語(読み)ピジン=クレオルご(その他表記)pidgin-creole languages

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ピジン=クレオル語」の意味・わかりやすい解説

ピジン=クレオル語
ピジン=クレオルご
pidgin-creole languages

リングア・フランカ一種基盤となっている言語が他言語との接触の結果著しく変容したものをピジン語といい,さらにピジン語がその地域の集団の母語となったものをクレオル語という。一般に,語彙文法は単純化し,音韻は接触相手の言語の音韻体系の影響をこうむる。ピジン・イングリッシュのほか,フランス語に基づきハイチやアメリカのルイジアナ州で用いられるクレオル語,スペイン語ポルトガル語に基づくキュラソーのクレオル語が知られる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android