ピジン語(読み)ピジンご(その他表記)pidgin

翻訳|pidgin

精選版 日本国語大辞典 「ピジン語」の意味・読み・例文・類語

ピジン‐ご【ピジン語】

  1. 〘 名詞 〙 ( ピジンは[英語] pidgin [英語] business の中国語なまりからという説も ) 共通言語をもたない複数の集団が接触して、集団間コミュニケーションの手段として形成される接触言語の一種。音声面では一方の言語を、単語文法の面では他の言語の形を強く残し、文法はかなり簡略化される。ピジン語の話者は日常生活での母語を必ず持つ。世界各地に見られるが、太平洋諸島でのピジン英語がよく知られる。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ピジン語」の意味・わかりやすい解説

ピジン語
ぴじんご
pidgin

一般的には、言語接触から生じた混成言語のこと。言語のタイプ名称であって特定の言語をさすのではない。たとえば、英語をベースにそれ以外の言語と混成したものをピジンイングリッシュ(ピジン英語)、フランス語をベースにそれ以外の言語と混成したものをピジンフランス語などとよんで用いる。

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ピジン語」の意味・わかりやすい解説

ピジン語
ピジンご

「リングア・フランカ」のページをご覧ください。

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