精選版 日本国語大辞典 「ぴちゃぴちゃ」の意味・読み・例文・類語
ぴちゃ‐ぴちゃ
[1] 〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① 水の流れが浅く少なくて、小さな音をたてて流れるさま、また、水が物にあたってはねて、小さな音をたてるさまなどを表わす語。魚が尾で水をうつ音、水のある所をぞうりなどで踏んで歩く音、波が舟ばたをたたく音、幼児の水遊びのさまなどにいう。
※吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉四「自分で自分の禿頭をぴちゃぴちゃ叩く事や」
③ 物を飲み食いするときなどにたてる舌の音を表わす語。
※滑稽本・戯場粋言幕の外(1806)下「一と口のんで、ピチャピチャしたうちをして」
[2] 〘形動〙 液体がしみわたっているさま。
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