改訂新版 世界大百科事典 「ピッチンニ」の意味・わかりやすい解説
ピッチンニ
Niccolò Piccinni
生没年:1728-1800
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
イタリアのオペラ作曲家。ナポリのサントノフリオ音楽院でレーオ、F・ドゥランテに師事し、オペラ・ブッファ『チェッキーナ』(1760)で空前の大成功を収め、後期ナポリ楽派の第一人者の地位を確立した。この作品の入念なフィナーレ構成法はモーツァルトをはじめとする後進に多大の影響を与えた。1776年からは招かれてパリに住み、グルックのオペラをめぐっておきていたいわゆる「グルック‐ピッチンニ論争」におけるイタリア派の旗手とされ、同じ台本による『トーリドのイフィジェニー』(1781)を競作するなどした。フランス革命でイタリアに帰ったが、98年ふたたびパリに戻り同地で没した。
[大久保一]
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新