ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ピメレア」の意味・わかりやすい解説 ピメレアPimelea; rice flowers ジンチョウゲ科ピメレア属の総称。約 80種がティモール,オーストラリア,ニュージーランドに分布。このうち,オーストラリア南西部に自生するピメレア・ロセア P.roseaが鉢植えで流通する。約 60cmになる低木で,披針形のつやのある葉が整然と4列に並ぶ。花被は4裂し,桃紅色,桃色,白色など。花は細い枝の頂部に,ジンチョウゲのような半球状の花序を形成。花序の直径は約 3.5cmになる。水はけのよい用土に植え,日当りのよい環境で育てる。高温多湿に弱いため,梅雨時や夏の雨に当てないようにする。冬期は明るい室内で,なるべく5℃以上に保って管理する。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「ピメレア」の意味・わかりやすい解説 ピメレアぴめれあ[学] Pimelea ジンチョウゲ科(APG分類:ジンチョウゲ科)の半耐寒性常緑低木または草本。南東ニューギニア、オーストラリア、ニュージーランドなどに80種が分布。日本でよく栽培されるロセアP. rosea R.Br.はオーストラリア西部原産。高さ30~60センチメートルで叢生(そうせい)し、茎頂に径4~5センチメートルの頭状花序をつけ、50~100個の桃色の小花を集め、外側から咲き進む。日当りと排水のよい土でよく育つが、暑さや寒さにはやや弱く、夏は涼しい木陰で、冬は明るい室内で管理する。繁殖は挿木による。[植村猶行 2020年10月16日] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by